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オキヤネの家

太陽の動き、風の流れ、水の流れ、土の性質など、建物の形を見出すためのヒントは様々な場所に隠れています。 オキヤネの家の周囲は自然そのものです。そのような敷地ではダイレクトに自然の力を応用することができます。庇の出を注意深く設計すれば夏と冬の太陽からの日射をコントロールでき、敷地の斜面に沿って吹き込む風は横長の滑り出し窓で効率的にキャッチして室内に取り入れることができます。そして、この家の名前となったオキヤネ(2重の屋根)は太陽と宇宙からの放射熱をコントロールしてくれます。太陽の温度は約5500度、宇宙空間の温度は-270度です。地球は昼間はこの5500度の熱によって暖められていますが、太陽が沈んだ夜には-270度の冷たい宇宙によって冷やされます。つまり、地球に住む全ての動植物はこの「熱い」「冷たい」の熱の影響を毎日受け続けているという事なのです。当然、建物もその影響を受けます。

建物にとって太陽と宇宙に最も近い部分が屋根です。その屋根が受ける天空からの熱の影響を限りなく少なくすることができれば省エネルギーで、人間にとって過ごしやすい室内環境を作りやすくなると考えた結果生まれたアイディアがオキヤネという2重の屋根でした。 一般的な屋根と同様に、オキヤネの家でも熱の影響を抑えるために天井内に断熱材を充填していますが、更にその上に束という小さな柱でもう一つの屋根を持ち上げることで、天井と屋根の接触面を限りなく減らすことで熱の影響を大幅に減らすことができました。それにより、夏はエアコン無しで過ごし、冬の間も、建物全体を薪ストーブ1台、使用時間も概ね朝の2時間と夜の2時間のみで温かく過ごすことができる快適な住宅となりました。

Design: 眞田大輔 / 福田善成
Land: 山梨・北杜
Client: 個人
Construction: 有限会社マル和建設
竣工年月日: 2017年12月
用途: 個人住宅
構造・構法: 木造
階数: 地上2階
敷地面積: 686.89㎡
建築面積: 102.81㎡
延床面積: 119.09㎡

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